第
17回艇庫移転会議議事録 (文責 名大OB 藪谷)平成12年1月17日(月)名大
9号館会議室出席者
名古屋大学 林 良嗣
愛学監督 野澤 淳二
名工大学生課 三浦 聖治
名大学務課 加藤 貞夫
名大学務課 中村 直樹
名大学務課 宮地 稔
南山学生係長 菊地
愁三名大
OB 篠原 佳則名大
OB 大西 高広名大
OB 古川 裕之名大
OB 薮谷 智規愛大主将 神道 大
愛学主将 横枕 寛
愛工大主将 坂井 正和
愛工大
OB 正兼 克一名院主将 水野 豊一
名工大主将 市野
知洋名大 小林
配布資料
資料1は
”蒲郡市へのヨット艇庫用地借用に係る要望並びに照会事項についての懇談メモ” 、資料2は“中部学生ヨット連盟への普通財産の貸付について” (文末に添付した。)資料3は名大
OBによる艇庫配置図ならびに艇庫建設モデル図<議事録>
加藤名大専門職員による資料
1と2に関する報告Q, 資料2中の”1.契約の相手方”について
土地貸与料が前回までの提示額に較べて減額されているがこれはどういうことか?
A.(名大加藤)今回の蒲郡市の回答では、各大学個々の契約でも中部学連一括でも同額とのことである。蒲郡市の再調査の結果このようになった。
“ゴミの始末について”
Q, ヨット活動は土日に限られるが、土日にゴミ収集はしてもらえるのだろうか?
A.(名大加藤) 蒲郡市は常滑でのヨット艇庫の現状(管理状況等)を調査し、現状の状態では困るといっていた。ヨット部の出すゴミは一般の市民ゴミのみとは違うとの認識をもっているようだ。このゴミ収集の件に関しては、再度蒲郡市に照会してみる。
[艇庫建設予定地について]
蒲郡市から提示されている多目的広場北東端
(資料3 地図上 A点)、もしくは海陽ヨットハーバー側の南東端(B点)のどちらがいいのか?(名大加藤)
上水に関しては、海陽ヨットハーバーと多目的広場の間の道路に本管があり、B点の方が安価に敷設できる。下水についても排水を流し込む桝がA, B双方に存在するのでほぼ条件としては同じである。上下水のインフラの観点からはBの方が有利である。A点の接道に関しては、資料1に示してあるように、建築の審査会にかけることにより、市は建物が道路に接していなくても良いとの返答を愛知県建築主事から得ている。
[名大OB建築設計事務所勤務の篠原、大西各氏による艇庫モデル案の説明]
コの字型の艇庫配置にこだわるのではなく、二列に艇庫を並べて艇庫両端に木を植えるようにした方がよいと思う。蒲郡市に対しては、艇庫建物前のヨット艤装スペースが狭くならないように土地を貸与してもらうようにした方がよい。二列並びの艇庫の間隔(中庭部分)が狭いのは、艇の出し入れのしにくさだけでなく、景観上も好ましい姿とはいえない。あと、景観を考える上では、屋根、色の統一性を図るとよい。
(大西)モデル案は使い勝手を考えて作成した。
1階にトイレと風呂を配置したのは、部員が海水で濡れたまま行ける様にした方がよいと考えた。艇庫内でヨットを修理、艤装することが出来るようにも考えている。また、艇庫内は明るく、かつ換気良くした方がいい。外壁は押し出し成形板とした。しかし、色むらがあるため外壁がまだらになる可能性はある。その意味でも外壁に色を付ける必要はあるだろう。最も安価なのは波板スレートであるが景観上好ましくはない。(名大林)
あくまでこのモデル案はヨットを熟知した建築家によって作成されたものである。各大学には全くこの図面とと同じものを作るというのではなく、このモデル案をたたき台として、艇庫全体の調和とヨット部員としての使い勝手の良さを図っていくという意味で見ていただきたい。Q.この艇庫の1平米あたりの建築コストは?
Q.おおよそ20−25万円程度となるだろう。ちなみに、海陽ヨットハーバーの艇庫の建築コストは1平米あたり13万円である。しかし、部員が宿泊することもあり、単純には比較できない。
Q.名大の艇庫の着工予定は?
A.予算が通れば、平成12年10月着工、13年春の完成となるだろう。国には2月末を目途に、営繕要求で予算申請の見込みである。
[今後のタイムスケジュール]
(名大林)名大としては予算申請の上でも、借用面積、場所を確定したい。そのためにも各大学には借り受ける面積を確定してもらいたい。どのような建物を建てるのかが決まれば、適正な面積を借りることができ、艇庫の配置が可能となる。各大学が設計図を持ち寄って意見交換することで景観に配慮した艇庫としたい
次回会議の
10日前までに、各大学には今回大西氏の作成したモデル案をたたき台として、艇庫に必要な機能および面積を想定してもらいたい。今回配布の艇庫図面の切り張りをしたものでも良い。モデルプランの提出期限は2/10(木)
提出先
篠原佳則 (株)安井建築設計事務所 名古屋事務所 設計部
住所 名古屋市中区錦3−24−17(日本生命ビル)
電話(052)961−1861
FAX(052)951−1966
E-mail y-shino@mxh.mesh.ne.jp
質問があれば適宜受けつける。
<次回第18回艇庫移転会議予定>
2/21(月)
当日配布の資料
<資料
1>蒲郡市へのヨット艇庫用地借用に係る要望並びに照会事項についての懇談メモ
日 時:平成12年1月13日(木)13:30から15:45
場 所:蒲郡市役所会議室
出席者:蒲郡市企画調整課 宇野課長、稲吉課長補、企画課担当者
総務課 山本次長、杉浦課長補佐、橋本財務係長、
体育課 寺部課長、体育課担当者
名 大 主計課 土井監査掛長、
管財課 岡田管財掛長
学務課 中村学務課長、宮地課長補佐、加藤専門職員
企画課 鷹西企画掛長
懇談メモ
事前にFAXしておいた以下の要望及び照会事項及び本日追加した名工大からの要望照会事項をもとに懇談し、蒲郡市の対応はおおむね以下のとおりである。
なお、諸事項について同市で検討していただけることになったが、本学では常滑市新鬼崎港への移転辞退を伝えたところ、建設部長から遺憾である旨を強く言われた。空港と大学ヨット部学生をも配慮した町づくりの視点から、これら学生がいなくなってしまうことは大きく影響してくるとのことであった。蒲郡市におかれては当初は土地借用に係る便宜供与をお願いした経緯があるが、大学ヨット部学生を誘致して来るとの見地から便宜方の検討をお願いしたい旨の要請をした。
1.土地借用契約方法と各大学毎の契約始期
1) 国立大学(国)と地方公共団体(蒲郡市)間での借料減額措置を行うための中部学生ヨット連盟を介した契約が国、市と共に困難な見通しであるので、私立については蒲郡市と中部学生ヨット連盟との契約、国立大学については、蒲郡市と名古屋大学及び名古屋工業大学との土地貸借契約が可能であるか。
蒲郡市
・貸与は大学だけではないので第三者に対応できるように明確にしていく必要があるので原則としては共有部分も借用してほしい。コの字型の配置は袋小路ができ好ましくないが検討してみたい。並列配置し並列空間を広げての無償との場合も検討したい。
・各大学分の借用分までを分筆し地番まで分けては明確にできない。
・借用は建物床面積のみでは情報公開や第三者への対応、また建築基準法による建物設置でも疑義が出るので、作業部分の面積も借用していただきたい。
・借用主体は各大学とも大学であるか。大学ヨット部であるか。
・契約には、1)一般に3年契約が多い。(3年間金額が一定)
2)3年契約で1年ごとに金額を個別に記載する場合
3)単年度契約もある。
・契約の始期は、建物工事が始まる前(建築確認申請前)
(賃貸料は年度途中の月割り、日割りで算出可能)
名 大
・私学個別に契約し減額できないか。
・第3者契約ができないか。(中部学生連盟の名ものもとに、実質個々の大学と契約し借用料の請求)
・早急に文部省に土地借用料について、予算要求する必要があり金額がわからないか。
蒲郡市
・各大学個々の契約での減額(その場合、国立も減額できないか)の検討をしたい。
・賃貸料は若干高めに設定してあり、再度精査し連絡したい。
2)国立をはじめ私立の各大学は、早期に艇庫等設置の希望はあるが、大学の財政状況から艇庫設置時期に相違が生じることになり、土地使用料支払いの開始時期等の関係で、どのような契約が可能であるか。
蒲郡市
・契約の始期は、建物工事が始まる前(建築確認申請前)
(賃貸料は年度途中の月割り、日割りで算出可能)
2.借用土地契約部分
各大学によるヨット移転会議においては、現在、借用用地の各大学艇庫配置案を検討しています。ヨット艇庫の配置計画レイアウト(コの時配列又は並列配列)の空間部分は契約対象外としていただきたい。また、艇庫設置年度の相違により、初年時には空間が生じることについてご承諾願えないか。
蒲郡市
・貸与は大学だけではないので第三者に対応できるように明確にしていく必要があるので原則としては共有部分も借用してほしい。コの字型の配置は袋小路ができ好ましくないが検討してみたい。並列配置し並列空間を広げての無償との場合も検討したい。
・各大学分の借用分までを分筆し地番まで分けては明確にできない。
・借用は建物床面積のみでは情報公開や第三者への対応、また建築基準法による建物設置でも疑義が出るので、作業部分の面積も借用していただきたい。
・常滑市の現状を見てきており、現状の管理方式(ゴミ等で汚い)では認められない。
3.契約年数と今後立ち退きを要請しないことの確約
土地借用計画は単年度になるか。今回常滑市鬼崎港での移転が艇庫設置後25年で生じたが、貴市の土地利用計画で今般の事例が生じないようお願いしたいこと。
蒲郡市
・長期の先の計画までは現時点では見通せない。駐車場の土地利用が考えられる場合は、大学艇庫を配慮した計画になると思う。
4.上水道
既設の市本管から分岐し土地借用部分へ各大学とも敷設するよう提示していただいていますが、各大学ともその分の土地の借用並びに配水管敷設料が財政的負担と国有財産上の問題等があり、貴市で敷設をいただけるよう格別の配慮をお願いしたいこと。
蒲郡市
・本管からの取り出し分としての分担金と本管から建物までの引き込み負担金との考え方があるが、引き込み負担金ではなく各大学により市指定の業者による工事を各大学でお願いしたい。
・艇庫設置場所近隣の市体育課メーター後の配管からの分岐接続は、水道事業法の関係からできない。
名 大
・借りていない土地に国有財産となる配管を敷設はできない。
・体育課が何らかの設置目的を考えられ40mmの配管を敷設できないか。(配管の口径により蛇口の数が決まっている。)
・貴市による敷設が困難な場合は、いちばん海陽ヨットハーバーに近い位置への変更をお願いしたい。了解されている場所は人家に近く設置後、騒音による苦情が懸念されることもあるため。
5.下水道
下水道の排水配管は使用に耐えられる口径になっているか。
蒲郡市
・公衆便所裏に浄化槽があり、その横に枡が設置され、そこに流し最終的に海に流している。各大学とも浄化槽を設置された後、同様の枡に排水管を接続し流す。使用に耐えられる口径である。
・現在は公共下水が整備されていないが、ラグナックス計画の関連から、今後見通しがないこともない。しかし1〜2年ではその計画はない。
名 大
・いちばん南へ位置した場合、下水が上水とは逆に遠くなるので、この場合も貴市により配管していただけないか。
6.浄化槽
市販の屎尿浄化槽でよいと伺っているが、BODの数値をさらに強化するための二 次的な浄化槽の設置は必要ないことでよいか。
蒲郡市
・二次的な浄化槽の設置は必要ない。現在は合併浄化槽(生活排水及び屎尿)しか市販されていない。
7.電気
中電が敷設されることでよいか。電柱が立つのではないか。
蒲郡市
・北側集落又は海陽ヨットハーバー公道沿いに電柱が立ているので、そこから配線されるのではないか。
8.電話
電話配線の敷設状況はどうであるか。
9.ゴミの始末
各大学で集積場まで搬入することとの指示であるが、塵芥回収車での回収をお願いできないか。
蒲郡市
・名工大からの照会と関連するが、
・無償とするならば「市民扱い」になり所定の市の塵芥回収所へ各大学で運んでいただくことになる。(北側の集落)。市の回収車による回収はできない。
「事業所扱い」となれば各大学で業者と契約し回収してもらえば差し支えない。
10.街路灯
基幹道路から借用用地まで街路灯の設置をお願いできないか。
蒲郡市
・海陽ヨットハーバー公道には設置されているが多目的広場駐車場にはないが、当面設置予定はない。
11.駐車場
大学からまた大学への通学等用途に借用土地に隣接しクラブ部員が使用する自動車等の駐車、駐輪をお認め願いたい。
蒲郡市
・先に回答したとおり、多目的広場の駐車場であり、借用地以外の場所への駐車について文書で正式に回答するとなれば大型バスが駐車するような行事もあり、専用駐車は認められない。
12.道路舗装
ヨットを練習日毎に艇庫内に保管したいので、その移送のため貴市による海陽ヨット ハーバーに至るまでの道路の敷設並びに舗装を再度お願いいたしたい。
蒲郡市
・多目的広場の駐車場であり、舗装計画はない。水路護岸は公道としては利用できないが、適度な幅もあり、そこを利用できるのではないか。
13.借用地のボーリング調査結果
建物設置計画に必要であるので貴市によるボーリング調査結果が実施されていれば、その結果をいただけないか。
蒲郡市
・本日資料を手交したい。
14.市長への本学副総長及びヨット部長からの挨拶
今般のご厚意に対する本学からの市長への挨拶の必要の有無をご教授いただきたい。必要とあれば日程を調整をお願いしたい。
蒲郡市
・来ていただくことには支障はないが、本日の諸事項の調整がひととおり済んでからでいのではないか。
ヨット艇庫移転に係る要望並びに照会についての確認事項
(名古屋工業大学から提出のあったもの)
1.艇庫を建設する際、建築審査会での2ヶ月審査期間が必要であり、また審査費用もかか ることであるが、期間の短縮及び審査費用の免除はできないか。
蒲郡市
・建築審査は県へ申請するものである。
・艇庫を建てる時期が各大学とも一時期に集中し、ほぼ一定期日であれば一度に審査会が開かれるが、各大学それぞれ建築時期が別であれば、審査会は各大学で申請し各大学毎に受けることになる。
・艇庫建設場所は、多目的広場の駐車場であり、建物が公道に面していないことについて、事前に愛知県の建築主事の了解を得ている。しかし、建築審査会にかけてほしいとのことです。
2.土地の貸借契約において、常滑市とは建物の建築面積(底地)のみとなっているが、蒲郡市との貸借契約においても、建物の建築面積(底地)の契約はできないか。
蒲郡市
・建物底地面積では第三者に対する対応ができないので困難である。建築確認申請でも床面積のみの占有では難しいのではないか。作業場所も使用料をお願いしたい。
3.土地使用料の支払いは、艇庫竣工後の、使用開始時からお願いしたい。
蒲郡市
・名大からの質問のとおり、艇庫建物確認申請前には賃貸契約が必要である。竣工後の契約はできない。
4.土地の使用期間にかかる規則等の有無についてもお知らせ願いたい。
蒲郡市
・名大からの質問のとおり契約方法として、単年度及び複数年(3年)の契約方式がある。
5.インフラ整備で、都市ガスの敷設の有無・今後の予定についてお尋ねしたい。
蒲郡市
・都市ガスの敷設はない。今後は未定である。ラグナックス計画との関係もあり、将来まったくないということはない。
ヨット艇庫移転に係る要望並びに照会について
「9.ゴミの始末」について
(1)連絡文書の「各大学で集積場まで・・・」とあるが、集積場とは「蒲郡市借用地におけるヨット艇庫配置案」図面での「ゴミ置場」を指すか、あるいあは別の場所にあって、「ゴミ置場」に集められたゴミを各大学当番等の方法で集積場まで運搬するということで、この内容になっているか。
−別の場所の場合−
何とか市の塵芥回収車でゴミ置場のゴミの回収がお願いしていただいたい
市の塵芥回収車でゴミ置場のゴミの回収がお願いできない場合は、ゴミ置場を設けなく、各大学が集積所まで運搬する方法を考えてはどうか。
(2)艇庫から出るゴミは「市民扱い」か「事業所扱い」になるか。(市民扱いでお願いできないか。)
蒲郡市
・名大からの質問と同じ。
(3)蒲郡市では、指定袋制、有料化等の制度が設けられているか。
蒲郡市
・指定袋制があるが、「市民扱い」は回収は無料である。
<資料
2>平成
12年1月17日財務課
中部学生ヨット連盟への普通財産の貸付について
平成
12年1月13日に打合せをした大学側からの照会事項の回答は次のとおりです。ただし、当日回答した事項については省略します。
個別契約、中部学生ヨット連盟のどちらでもよい。
@個別の場合、国立については国で、私学については学校法人の代表者でお願いしたい。
A中部学生連盟の場合、連盟の代表者でお願いしたい。
2. 貸付面積等の確定について
@貸付面積は、既に市側が提示した200m2以内とする。
A貸付位置については調整中である。
B上水管、下水管についても貸付の対象とする
3. 貸付料について
@上地(200m2)については198、600円(12年度見込み)です。
A上水管(径40 mm)は蒲郡市道路占有条例に準じ1b当り55円です。
B下水管(0.1b未満)は蒲郡市道路占有条例に準じ1b当り55円です。