流動場の分岐現象、流体情報学

複雑系科学の立場から興味ある対象の一つとして、流れの発達過程、 分岐現象を、数値的、実験的アプローチから研究しています。

具体的な流動場としては、有限の長さの回転2重円柱間の流れ、および、 円柱ケーシング内の回転円盤に注目しています。 これらの流れは、化学反応器や、 エネルギ貯蔵フライホイールなどにもみられます。 それら装置の性能予測のためにも、この種の流れの解明は重要です。

流れの状態は、円柱や円盤の回転速度や、それらの加速度、そして、 円柱の長さやケーシングの大きさなどにより、大きく変ってきます。 望ましい状態にするには、これらのパラメータをどのように設定するのか、 また、非線形現象として、これらの現象が、 どのような力学的構造を持っているのか。 各種の数値的データ、実験データに対して、 情報学のアプローチも取り入れながら、明らかにしていきます。

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