研究内容
 当研究室では、広く環境考古学的な研究を行っています。
考古学的な手法だけでなく、自然科学的な分析等により、新しい切り口を目指しています。
メンバーの研究テーマも多岐にわたっています(メンバーのページへ)。

1. 動物考古学
 遺跡から出土する動物・魚の骨や貝殻を分析する「動物考古学」の方法を用いて、過去の人々の食生活の復元や、狩猟や漁労などの生産活動を研究しています。
 また、狩猟や漁労などに使われた道具類(骨角器や石器など)についても検討しています。

2. 植物性の食料
 縄文時代の人々が、植物性の食料(特にクリやドングリ類)をどのように利用したのかを考えています。
 そのために、毎年、秋には愛知県の小原村等で野生クリの生産量などの調査をしています。

3. 遺跡出土動植物遺体のDNA分析
 遺跡から出土する動物・植物遺体のDNA情報を用いて、当時の文化や社会を考えようとしています。
 出土資料の分析だけでなく、その基礎となる現代の動植物を用いた実験も行っています(情報科学研究科の他研究室との共同研究です)。