2005年11月28日情報システム学専攻

情報システム学専攻では、計算機システムの構築技術に関する教育研究を行なっています。計算機システムは、「ハードウェア」と「ソフトウェア」から構成されているのは言うまでもありませんが、近年では「ネットワーク」も計算機システムに欠かせない構成要素となっており、本専攻での重要な教育研究対象としています。

本専攻は、集積システム論講座、ソフトウェア論講座、情報ネットワークシステム論講座(協力講座)の3つの講座で構成されています。集積システム論講座は、近年注目を集めるSoC(System on Chip)や組込みシステムの技術に関して、ハードウェアとソフトウェアの両面から取り組んでいます。ソフトウェア論講座は、大規模で複雑なソフトウェアを、効率的にかつ高い信頼性を持って開発するための研究に、理論と実践の両面から取り組んでいます。情報ネットワークシステム論講座は、情報連携基盤センターを本務とする教員による協力講座で、大規模な情報ネットワークシステムの構築技術などに関する研究を進めています。

本専攻における研究活動は、3つの講座に属する合計9つのグループ(内1つは企業との連携によるグループ)に分かれて進めており、学生はいずれかのグループに配属されて研究を行ないます。
学生の視野を広げることを主な目的として、本専攻では、他の研究グループにおいて演習を実施することを行っています。具体的には、情報システム学演習A(博士前期課程の1年生前期)において、2ヶ月間、配属された研究グループとは別の研究グループにおいて演習を行います。

学生の研究内容に関して他のグループの教員の意見が聞けるよう、すべての学生に対して、毎年1回、専攻内で研究発表する場を設けています。具体的には、博士前期課程・後期課程の最終年次にはそれぞれ修士論文発表・博士論文発表がありますが、それ以外の年次の学生にも中間発表を義務付けています。また、集積システム論講座においては、講座内の3グループ合同の研究発表会も開催しています。

このように、情報システム学専攻では、計算機システムの構築技術に関して、深い専門性と広い視野を持った学生の育成に努めています。本専攻に興味をお持ちの方は、以下のウェブサイトをご覧くださると幸いです。

情報システム学専攻ウェブサイト:http://www.math.human.nagoya-u.ac.jp/~mitsui/

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