2007年12月27日先端技術公開セミナー

教育・研究用先端計算機システムの紹介

大学院情報科学研究科は、11月19日(月)、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリ3階ベンチャーホールにおいて、名古屋大学・NTT・NTT西日本連携協議会との共催で、先端技術公開セミナーを開催しました。

セミナーは、末永康仁情報科学研究科教授の司会により進められ、古賀伸明情報科学研究科長による挨拶の後、NTTコミュニケーション科学基礎研究所所長の外村佳伸氏による「新しいコミュニケーション環境をめざして」と題した講演が行われました。

インターネットの時代となり、私たちはコミュニケーションとは情報を伝えることだとついつい考え、その延長上で機能や表現メディアを豊かにすることを追い求めがちです。それでも電話に代表されるコミュニケーション手段は、人が生で発し、受ける手段としてまだまだ健在です。ありのままの人間を基本とした環境にあえて立ち帰った未来のコミュニケーション環境「伝心伝和」を模索する必要があり、その鍵となるのは「場のコミュニケーション」および「環境知能」という概念です。講演では、こうした考えをもとに同研究所において鋭意研究が進められている新しいコミュニケーション方式や方向指示感覚を生む携帯端末など様々な研究の成果が紹介されました。

本セミナーには、本学教員、学生のみならず、企業からも参加者があり、約60人が熱心に聴講しました。

  • 写真: 講演する外村所長

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