2005年06月21日複雑系科学専攻
鈴木麗璽助手

生物進化の過程において、学習のように環境に合わせて自らを作りかえたり、文化のように環境を自身の都合の良いように作りかえたりする能力は、どのように生まれて来たのだろう?イベント会場の来場者が混雑情報を共有したら、混雑の仕方はどのように変わるだろう?我々は、このような時間経過や主体間の相互作用に伴って新たな特徴や構造が生まれること、つまり、創発現象が生じる仕組みの解明とその応用を目指しています。具体的には、主に計算機上に生物集団や人間社会などの人工的な世界を、「創って、動かして、観察する」ことを繰り返して、特に生命に関する創発現象についての様々な問いかけ(図参照)に対する答えを見つけようとしています。興味を持たれた方は是非、Webページをご覧下さい。○

参照URL:http://www2.create.human.nagoya-u.ac.jp/~reiji/

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