2005年06月21日メディア科学専攻
武田研究室(音声・言語・行動信号処理研究室)

本研究グループの研究対象は、人間にとって非常に身近な情報の表現形式である、音声・音響・言語といったメディア信号や、人間の動きといった行動信号の処理技術です。これらの技術は、コミュニケーションやアミューズメントといった人間の日常に欠くことのできない活動の高度化に役立ちます。これら技術の確立には、人間が持つ情報処理機構を正しく理解することが不可欠です。具体的には次にあげるような課題を行っています。

  1. 音声認識:音声認識のソフトウェアを、私たちは手軽に入手して利用することができます。しかし、街中や自動車の中といった騒がしい環境での利用は非常に困難となっています。我々は、どのような環境であっても、安定した音声認識を行うための手法や技術の研究を行っています。
  2. 立体音響:人間は、音がどこで鳴っているのかを判断したり、音の響き具合から空間の広さを感じ取ったりしています。我々は、実際の音環境の別の場所での再現や、新しい音環境を創り出すための手法の研究を行っています。
  3. 行動信号処理:人間の行動は、個人性や意図を理解するための重要な情報であると言えます。我々は、「手話の認識」・「自動車運転データによる個人識別」などの検討を行い、人間の行動のパターン化・モデル化するための手法や技術の研究を行っています。○

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