社会システム情報学専攻
情報科学研究科が創設されて今年で7年目を数えています。 社会システム情報学専攻も当然ですが、7年の歴史を刻んで、 丁度専攻長としての役目が一巡してきたところです。この間に 専攻の行事・活動もかなり整備されてきました。4月の中間審 査会(M2, D2, D3以上を対象)及び大懇親会、8月の大学院入 試、10月の専攻内インターンシップ(M2を対象)、2月の修論 審査会,2月の大学院入試、また昨年度は1年を通しての教員イ ンターンシップ、1月の専攻スタッフ新年会、6月の名大祭参加、 9月の日本社会情報学会合同大会や情報学ワークショップへの講 座横断的参加、専攻ホームページの整備(研究室紹介、修論発表 記録など)、そして今年度はさらに今までの試みに加えて、7月の 国際会議KES/IIMSS2009に講座横断的な企画による招待セッション 運営、「名大の授業」の構築とそのための講義(社会システム情報 学特論)のビデオ撮り、専攻スタッフ全員による一般啓蒙書の執筆、 京都大学フィールド研究会との連携講演会開催など、新しい試みも 積み重なってきています。 教員インターンシップとは教員がそれぞれの研究的な話題を話す ことによって、専攻の協同的活動を推進しようとするもので、専攻 会議の後の時間を利用して毎回実施されています。講演会のように固 くはなく、自己紹介的な、そして緩い喋り方の中に、専門領域が非常 に多様な社会システム情報学専攻のスタッフもそれとなく、与して相 互理解を図っています。正にこの時間は教員間の相互融和の場となっ ています。それは、専攻内インターンシップという形で学生間にも伝 わっていて、専門分野横断的な雰囲気と、そのための説明に対する工夫、 努力は学生においても試練の場であると同時に、社会システム情報学専 攻に所属したことの意味を実感させていることと推測します。 「社会」、それは人と人との繋がりを表し、「情報」はその人と人と を繋ぐ潤滑剤であり、より効果的な潤滑剤であるべく、情報をきちん と操作する視点と、処理する機構を考えていくこと、そしてそれらが 相乗的に共成していく仕組みを築いていくことが、社会システム情報 学専攻に与えられた課題であり、積極的に見て試みています。 社会システム情報学専攻の面白さを味わっていただくためには、 ぜひ専攻のホームページを探索してください( http://www.ss.is.nagoya-u.ac.jp/ )。
きっと面白い発見があることと信じています。それは研究成果だけでなく、 また専攻のスタッフ、学生の大学人としての活動だけでなく、大学という 場を活動の舞台として立ち回る人の、人々の繋がりを垣間見ることができます。 最後ですが、専攻のロゴを作成しました。